Dimension 4500CにArchBangを入れた。
このPCはUSB無線LANアダプタCoregaのCG-WLUSB300NWHで接続している。
しかし、ArchBangではこのアダプタを正常に認識してくれない。
ドライバは読み込まれているらしいが、ネットワークマネージャで
接続しようとしても「デバイスの準備ができていません」と言われる。
これは、あれですね。標準のモジュールでは対応していないから、
別のドライバを探してね、ってことですね。
以前にWindows用のドライバを ndiswrapper で使ったので、
同じ方法でいけると予想。
ArchBangにはndiswrapperが標準で入っていない。
早速 pacman -S ndiswrapper を実行してみるも、
「エラー:対象が見つかりませんでした」と言われる。
仕方がないので yaourt を使って AUR から入れることにする。
(yaourt や AUR については、ArchWikiを参照してください。
その際、base-devel を入れるのをお忘れなく。
これは、yaourt を使ってパッケージを作成する時に必要な
開発環境のツール群です。)
https://wiki.archlinux.org/index.php/Yaourt_(日本語)
「サポートがないパッケージ:潜在的に危険です!」と表示されるが
それは承知の上なので操作を進める。
ビルドが成功し、インストールが済むと ndisgtk も入れたらどうか
聞かれるが、いざインストールしようとすると、ndisgtkはAURにも
登録がない。
と言うことで、GUIは諦めてArchWikiを参照しながら設定する。
https://wiki.archlinux.org/index.php/Wireless_Setup_(日本語)#ndiswrapper
(中略)
うーん。ndiswrapperを通して、ネットワークマネージャから
接続できるようにはなるんだが、、、。
上手く繋がるときと、できないときがある。
接続後も、切断されることが度々ある。
具合悪いですね。
nidswrapperを諦めて、他の方法を探しましょうかね。
調べてみると、ドライバが入っているのに認識されない、
接続できない場合は、対応する firmware を入れれば良い、
と言うような事が書かれている。
lsusb コマンドで見ると、CG-WLUSB300NWHは、チップに
Realtek RTL8192U を使用している事が分かる。
これに対応するfiemwareを使えば良いはず。
firemwareは、/lib/firmware 以下にあり、そこを眺めてみると
/lib/firmware/RTL8192E と言うディレクトリがあるじゃないですか。
似たような番号のfirmwareなら使えるんじゃないかと考えて、
/lib/firmware/RTL8192U ディレクトリを作成して、その中に
RTL8192E以下の三つのファイル
boot.img
data.img
main.img
をコピペした。
ndiswrapperを読み込まないようにしてから、再起動を掛けると、
いとも簡単に接続できた。
ところが、接続情報を見ると、速度が 1Mb/sしかない??
今までは、65Mb/sは出ていたので、これは酷い。
やっぱり、RTL8192U と RTL8192E では違うのか。
「RTL8192U firmware」で検索するとDebian Wikiの情報が
真っ先に出てくる。
が、読んでみると
RTL8192U firmware is currently not packaged
なんですと?!(この記述のところにバグレポートへの
リンクもあるので、興味のある方は読んでみても良いかも)
それでも、さらに探していくと
rtl8192u-firmware-1.0-1.1.src.rpm
と言うものが見つかる。
これを展開してできた上記の三つのファイルを、
/lib/firmware/RTL8192U に入れて再起動する。
OK!
ログイン後、すぐに接続でき、速度も65Mb/s出てる。
これで安心して使えるようになりました。
kernelが3.17.1-1になったら、kernel panicで起動できなくなりました。
返信削除CG-WLUSB300NWHを外したり、RTL8192Uのfirmwareを削除すれば起動は出来ます。
勿論無線LANが使えません。
そこで、kernelを3.16.4-1にダウングレードしました。