2014年4月21日月曜日

Puppy Linuxのプロンプトで xwin aho としたら

Puppy Linuxのプロンプトで

# xwin aho

としたら、JWMが起動するが、メニューのシャットダウン関係の項目が
効かなくなる。


当然だ。
そんな aho なウィンドウマネージャ(以下WMと表記)など存在しないから。
じゃあ、存在しないWMを指定して起動させた場合のPuppy Linuxの挙動は
これで良いのか?

馬鹿を言っちゃいけない。
ahoな指令はちゃんとエラーを出すか、代替のWMを起動させるなら、それが正常に
動くようにしなくちゃ駄目でしょう!!

/usr/bin/xwin の77行目のコメント以下81行目まで。
xwin に渡された引数を $1 で参照してはいるものの、引数の有無を見ているだけで、
何ら評価が行われていないんじゃないのか?

渡された文字列は何でも良いのですか?
WMを起動しろと言うコマンド、あるいは起動用のファイル名、
それが実行可能なのか、ファイルが存在するのか、それはWMを指定しているのか、、、。
それらの評価がない。
だから、aho な文字列を渡したら、それを /etc/windowmanager ファイルへ書き込んでしまう。
そこの注意書きには「/root/.xinitrc use this file.」と記されている。

ちょっと、意図を推し量りかねる。

Puppy Linuxでは、 /etc/windowmanager を読んで、使用されているWMを特定し、
それを使うスクリプト等が存在する。シャットダウン関連の項目もその例だろう。
実際に使用しているWMがJWMなのに aho を終了させようとしたって、そりゃ無理ですわ。

何故こんなことになるのか。
xwin での書き込みも重用だが、それを読み込む .xinitrc にも疑問がある。

.xinitrc では諸々の設定が終わった最後の方で、WMを実行している。
そこの記述。

which $CURRENTWM && exec $CURRENTWM
[ -x $CURRENTWM ] && exec $CURRENTWM
exec jwm

素人が見て分かる範囲では、
busybox に含まれる Unix コマンドの which を使って、
実際にコマンドの場所を指定し、あれば実行。
[ -x]でファイルが実行可能かを判定して実行。
最後の exec jwm は上記が否定された場合に実行。
(上記が実行されれば以下は無視?)
だろうと思われる。

えっ?

ってなるよね!!
$CURRENTWM が否定された場合、そのままなの?
変数を読み込んだ元ファイルの /etc/windowmanager は修正しないの?
そこを、実際に実行する jwm に書き換えておけば、起動後 /etc/windowmanager を
読み込むスクリプト等が動いても、齟齬を来すことはないはず。

実際には、$CURRENTWM で読み込まれている文字列が、WM以外のコマンドや実行ファイル名と
重複していないか、判定しなければならないだろう。
逆にいえば、Puppy Linux で対応できるWMを予め列挙した文字列をデータに持ち、
それに該当しない文字列ならば、強制的に jwm として処理する方法をとれば良い。
(xwin で書き込む際に判定しても良いはず)


「xwin aho なんてのは想定していません。そんなことする人は使わなくて良いです」
って、言われればそれまで。
私が悪かったです。申し訳ありません。



which $CURRENTWM && exec $CURRENTWM
[ -x $CURRENTWM ] && exec $CURRENTWM
echo -n "jwm" > /etc/windowmanager
exec jwm

↑のように "jwm" を書き込む1行を加えるだけでも、対症療法にはなると思うんだけどな、、、。

0 件のコメント :

コメントを投稿