2014年12月29日月曜日

Arch Linux まぁだだよ

前回、Xサーバの起動を確認したので、デスクトップ環境の整備や
日本語まわりの設定をやりたいところだけど、せっかくなので、
ウィンドウマネージャ無しの状態をもう少し味わってみる。

先ずは現状を確認するために、デフォルト(共有の設定ファイル?)
として読み込まれる
/etc/X11/xinit/xinitrc
を覗いてみる。

xinitrc は大きく三つの部分に分かれているように見える。

前段は、XresourcesやXmodmapが存在した場合は、それらを読み込む。
(但し、特別に用意しなければデフォルトでは存在しなかったり、非推奨な
設定ファイルなりなので、ここは気にしなくて良いと思う。ってヲイ!)

中段は、/etc/X11/xinit/xinitrc.d ディレクトリ内の実行可能ファイル
(スクリプト)を順次実行させる。

後段が、

twm &
xclock -geometry 50x50-1+1 &
xterm -geometry 80x50+494+51 &
xterm -geometry 80x20+494-0 &
exec xterm -geometry 80x66+0+0 -name login

twm(ウィンドウマネージャ)、xclockはインストールしていないので、
"command not found"と言われる。
(このエラーでXの起動工程が止まる訳じゃない)

xterm(端末エミュレータ)は、"-geometry"で、サイズ、位置を指定して
起動される。
一般的にサイズは、横幅x高さをピクセル単位で指定するが、
xterm の場合は文字数x行数になるので注意されたし。


/etc/X11/xinit/xinitrc を適当に書き換えて xterm を一つだけ起動し、
そこから別のウィンドウを起動させる。
プロセスIDを指定して kill すればウィンドウを閉じることもできる。
(画像では、xterm しか起動していないので、その上で exit するば良いけど)

2014年12月6日土曜日

Arch Linux Xサーバ(クライアント)インストール メモ

Arch Linux Xサーバのインストール メモ
 前回の「Arch Linux インストール手順」の後、
 起動して、rootでログイン(root以外のユーザを、まだ作っていない)
 ※ Xのインストール前にログインユーザを作成したり、
  コンソールのKEYMAPを設定するために
  /etc/vconsole.conf を新規作成して
  KEYMAP=jp106 の記述をしておいても良い。


①Xサーバのインストール
# pacman -S xorg-server xorg-server-utils xorg-xinit

②ビデオ・チップセットの確認
# lspci | grep VGA

③ビデオドライバの一覧表示
# pacman -Ss xf86-video | less

④ビデオドライバのインストール
※ ②で調べたチップセットに該当するドライバを
  ③の中から確認しておいて、それをインストールする。
# pacman -S xf86-video-intel
 (↑は、intelドライバの例)

Xサーバのインストールが終わった後、この状態で startx してみるのも一興。
(クライアントが無いので、起動しないことを確認するだけ)

⑤クライアントのインストール
# pacman -S xterm
(とりあえずX標準の端末エミュレータを選択)

⑥起動確認
# startx
(この段階では、デフォルトの /etc/X11/xinit/xinitrc の記述にしたがって
 Xの起動、クライアントの起動が確認できるはず。
 但し、ウィンドウマネージャの twm をインストールしていないので
 ウィンドウ枠無、マウスでのウィンドウ操作ができないことを確認する。
 xclockをインストールしていないので、時計も表示されないことを確認。 )

 左の大きなウィンドウで表示されているxterm上で
exit すれば、コンソールに戻る。